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コロナ後の従業員エンゲージメントを徹底解明  ~ 第2回全国調査からわかった従業員エンゲージメントが低い理由とコロナ後の変化 ~

全国1万人を対象に、株式会社アジャイルHRと株式会社インテージが共同開発し、東京大学医学系研究科の川上憲人特任教授と共同研究を行った「A&Iエンゲージメント標準調査」を昨年も実施し、マスコミに取り上げられるなどの大きな反響がありましたが、このたび2回目の全国調査を実施しました。

コロナの制約が外れたこの1年間の従業員エンゲージメントの変化についてレポートします。

 

■ 調査の目的

従業員エンゲージメントの国際調査において、日本はかならずと言ってよいほど最下位にランキングされます。国民性の違いによる影響もありますが、実際に個々の日本企業を調査すると、従業員エンゲージメントが高い企業もある一方で、低い企業も非常に多く、全体として日本の従業員エンゲージメントが低いことに疑いはありません。

 

問題は「なぜ日本の従業員エンゲージメントが低いのか」という点にあります。それを明らかにするには、国内における広範な調査データの分析が必要とされます。具体的には、以下の3つの仮説に基づく分析が有効です。

 

仮説①:構成要素の視点

従業員エンゲージメントの構成要素の中に低いものがある。

 

仮説②:影響要因の視点

従業員エンゲージメントにネガティブな影響を及ぼす何らかの要因がある。

 

仮説③:セグメントの視点

従業員エンゲージメントの平均を下げる特定のセグメントが存在する。

 

前回の全国調査は2023年1月31日から2月6日にかけて実施しました。その時期は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した2023年5月以前のコロナ禍終盤期でした。今回の調査は5類移行後10ヵ月目の2024年2月5日から2月9日に実施したため、前回と今回の違いを分析することによって、コロナ後の従業員エンゲージメントの変化がわかります。

 

本調査は、日本の従業員エンゲージメントが低い理由と、コロナ後の変化を明らかにすることを目的としています。

 

本全国調査のレポートはこちらからダウンロードできます

https://a-i-engagement.com/inquire/?Inquire01#Inquire01

 

■執筆者

松丘啓司(まつおか・けいじ)

株式会社アジャイルHR代表取締役社長

東京大学法学部卒業後、アクセンチュア入社。同社のヒューマンパフォーマンスサービスライン統括パートナーを経て、2005年に企業の人材・組織変革を支援するエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し代表取締役に就任。2018年に株式会社アジャイルHRを設立し代表取締役に就任
著書「1on1マネジメント」(2018年)はピープルマネジメントの教科書として多くの企業で活用されている。「人事評価はもういらない」(2016年)は人事だけでなく一般の読者にも広く読まれるベストセラーとなった。2023年に「エンゲージメントを高める会社~人的資本経営におけるパフォーマンスマネジメント」を上梓

 

■株式会社アジャイルHR

株式会社アジャイルHRは、新時代のパフォーマンスマネジメントとキャリアマネジメントの実現を支援する会社です。OKRと1on1をサポートするクラウドサービス「WAKUAS」を中軸にOKR・1on1・キャリア開発などに関する研修サービス、360度フィードバック・エンゲージメントサーベイの導入支援、人事制度改革のコンサルティングサービスを提供しています。

 

■A&Iエンゲージメント標準調査

人事コンサルティングの株式会社アジャイルHRと、データテクノロジーの株式会社インテージが共同開発し、東京大学大学院医学系研究科の川上憲人特任教授による社会連携講座「デジタルメンタルヘルス講座」における共同研究を実施した最新のエンゲージメントサーベイ。統計的・学術的な裏付けのあるデータを用い、従業員エンゲージメントを科学的に測定すると同時に、エンゲージメントに影響を及ぼす要因までを測ることが可能。またサーベイ実施後の結果分析を人事とデータ分析のプロフェッショナルである両社が行うことも特徴。

 

▼詳細はこちらをご覧ください↓

https://a-i-engagement.com/

 

■お問い合わせ先

株式会社アジャイルHR

〒107-0062

東京都港区南青山5-4-6-503

電話:03-6452-6115

URL : https://agilehr.co.jp/

【2024年】「人事評価」のおすすめ本71選! に代表の松丘の著書が2冊同時にランクインしました!

【あなたにピッタリの書籍を探すサービスYomeru】の「人事評価」のおすすめ本71選に、代表の松丘の著書が2冊同時にランクインしました。

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【第22位「エンゲージメントを高める会社 人的資本経営におけるパフォーマンスマネジメント」】

https://amzn.asia/d/4e6VO7A

 

人事のトレンド、押さえていますか?

もうすぐゴールデンウィークですね。

普段は忙しいから、まとまった時間のある時に勉強したり新しい知識をインプットしておこう!という方に、人事のトレンドをしっかり押さえておける本をご紹介します。

人的資本経営、エンゲージメント、パフォーマンスマネジメント、ノーレーティング、心理的安全性・・・言葉はよく聞くけど、実はしっかりと理解できていないかも・・という方も少なくないのではないでしょうか?

いずれの著書も、個人と企業のパフォーマンスを向上させるためには欠かせない考え方が、分かりやすく解説されており、人的資本経営の最前線を目指す皆様には、ぜひ手に取っていただきたい2冊です!

ゴールデンウィークのお供に、ぜひいかがですか?

「銀行実務2024年4月号」に代表の松丘が寄稿

アジャイルHR代表の松丘啓司が、銀行研修社発行の「銀行実務 2024年4月号 」(発売日2024年04月01日)に「現場行職員をサポートする支店ウェルビーイング経営」というタイトルで寄稿しました。

支店長やマネジャー層に求められるウェルビーイング経営について、実例を交えてわかりやすく解説しています。入社や異動による環境変化で、悩みや課題を抱える部下は少なくありません。金融機関に限らず「ある日、突然の離職」をさせないためのポイントがまとまっていますので、ぜひご一読ください。以下のリンクより、購入いただけます。

https://www.fujisan.co.jp/product/1223936/new/

【プレスリリース】従業員エンゲージメントのデータ分析アルゴリズムを構築

~アジャイルHRと東京大学との従業員エンゲージメントに関する共同研究について~

企業のパフォーマンスマネジメント変革を支援する株式会社アジャイルHR(本社所在地:東京都港区、代表取締役:松丘啓司)は、東京大学大学院医学系研究科の社会連携講座「デジタルメンタルヘルス講座」に参加し、エンゲージメントサーベイのデータ分析手法について共同研究を行いました。その研究成果を発表します。

 

■背景

企業の人的資本の価値を示す指標として、パフォーマンスとの相関が高い従業員エンゲージメントを測定する「エンゲージメントサーベイ」への関心が高まっています。しかし、エンゲージメントの統一した定義や分析方法は確立しておらず、人的資本経営の効果を検証するのが困難なのが現状です。

本共同研究では、当社と株式会社インテージが共同開発したエンゲージメントサーベイ(A&Iエンゲージメント標準調査)の設問項目の信頼性、妥当性の検証を行い、課題判別のためのスコアの判定基準の設定や、統計手法とデジタル技術を応用した分析アルゴリズムを構築しました。それによりエンゲージメントサーベイを単に人的資本情報として開示するだけではなく、従業員エンゲージメント向上に向けた継続的改善のための信頼性の高いバロメーターとして活用することを目指しました。

 

■共同研究の概要

  1. 目的

エンゲージメントサーベイにおいて、統計手法とデジタル技術を用いたアルゴリズムを構築し、データ分析の技法を確立するとともに、研究の成果をレポート作成システムに実装する。

  1. 期間

2023年6月から2024年3月

  1. 研究の成果
  • 従業員エンゲージメントに関する理論モデルを構築し、このモデルに従って各要素を測定できるA&Iエンゲージメント標準調査票を開発。理論モデルの適切さ、測定の信頼性・妥当性(測定精度)をデータから検証 (本内容は2024年5月の第97回日本産業衛生学会にて発表予定)
  • 統計手法とデジタル技術を応用した分析アルゴリズムを構築
  • 分析アルゴリズムを実装したレポート作成システムを構築(2024年内にA&Iエンゲージメント標準調査に実装予定)

 

■東京大学大学院医学系研究科 川上憲人特任教授

精神保健の疫学研究を専門とし、心の健康の測定およびその関連要因の分析、心の健康問題の予防・治療のための介入手法の開発と効果評価に関する研究を行い、一流誌に450編以上の論文を発表。日本産業衛生学会・日本産業ストレス学会前理事長。2019年厚生労働大臣表彰、2020年紫綬褒章、2021年中央労働災害防止協会顕功賞を受賞。

 

■東京大学大学院医学系研究科の社会連携講座「デジタルメンタルヘルス講座」

社会連携講座「デジタルメンタルヘルス講座」(英文名Department of Digital Mental Health)は、東京大学大学院医学系研究科と民間企業により共同で設置。

心の健康は、個々人および企業・組織、社会にとって重要な課題です。特にコロナ禍で心の健康問題が大きな公衆衛生上の課題となりました。ポストコロナ社会において労働者や地域住民の心の健康をインターネットなどのデジタルツールで支えてゆく「デジタルメンタルヘルス」の技術開発が重要です。

この社会連携講座では、デジタル技術を応用して精神健康を測定し、それを保持・増進する介入プログラムを提供する「デジタルメンタルヘルス」技術と、これを用いたサービスについて研究し、心の健康の向上に役立つ研究成果の発信を通じて社会に貢献します。デジタル社会、Society 5.0社会における心の健康についても幅広く研究します。

 

■株式会社アジャイルHR

株式会社アジャイルHRは、新時代のパフォーマンスマネジメントとキャリアマネジメントの実現を支援する会社です。OKRと1on1をサポートするクラウドサービス「WAKUAS」を中軸にOKR・1on1・キャリア開発等に関する研修サービス、360度フィードバック・エンゲージメントサーベイの導入支援、人事制度改革のコンサルティングサービスを提供しています。

 

■A&Iエンゲージメント標準調査

人事コンサルティングの株式会社アジャイルHRと、データテクノロジーの株式会社インテージが共同開発した最新のエンゲージメントサーベイ。統計的・学術的な裏付けのあるデータを用い、従業員エンゲージメントを科学的に測定すると同時に、エンゲージメントに影響を及ぼす要因までを測ることが可能。またサーベイ実施後の結果分析を人事とデータ分析のプロフェッショナルである両社が行うことも特徴。

 

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https://a-i-engagement.com/

 

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【4/25無料ウェビナー開催】〈2024年版〉 全国1万人従業員エンゲージメント調査結果を紐解く ~コロナ収束後の従業員の意識の変化とは?~

「価値観の多様化」や「組織と個人の関係性の変化」などが進行していく昨今、従業員のエンゲージメントを高めることはますます重要になっています。 世界的にも低いと言われる日本の従業員エンゲージメントですが、コロナ禍を経て、どう変化したのでしょうか?

本ウェビナーでは、株式会社アジャイルHR、株式会社インテージ、東京大学にて共同開発した「A&Iエンゲージメントサーベイ標準調査」を、全国1万人を対象に行った調査結果(2024年最新版)をもとに、日本のエンゲージメントの実態を読み解きます。

そのうえで、弊社代表の松丘より、従業員のエンゲージメントを高める方法を解説いたします。
従業員エンゲージメント/人的資本/企業価値の向上にご関心をお持ちの人事担当者の方、経営層の方はぜひご参加ください。

★特典★
ウェビナー録画データをお申し込みいただいた方全員にお届け!
(見逃し配信URLをご連絡します)
興味はあるけど、忙しくて参加できないかも…という方もお気軽にお申込みください。

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【テーマ】

〈2024年版〉 全国1万人従業員エンゲージメント調査結果を紐解く ~コロナ収束後の従業員の意識の変化とは?~

【開催日時】

2024年4月25日(木) 11:00-12:15

【セミナー内容】

  • プレゼンテーション(35分)
    ‐「A&Iエンゲージメント標準調査」の特徴
    ‐2024年版1万人従業員エンゲージメント調査の結果(全般/業種別/属性別)
    ‐2023年との変化・差異
    ‐従業員エンゲージメント向上のための施策例
  • ライトワークスからの情報提供(20分)
    ‐エンゲージメントにつながる「まなび」とは
  • Q&A(15分)

【担当スピーカー】

  • 株式会社アジャイルHR  代表取締役社長 松丘 啓司
  • 株式会社アジャイルHR  ファシリテーター 夛田 素子
  • 株式会社ライトワークス システム本部 システム企画推進部 プロダクト企画チーム セクションマネージャー CAREERSHIPエバンジェリスト 柴山 雄太氏

【対象】

  • 従業員のエンゲージメントにご関心をお持ちの方
  • エンゲージメントを高める方法を知りたい方
  • 企業価値の向上に関心がある人事ご担当者・経営者さま

【参加費】
無料

【申し込み方法】
こちらからお申し込みください

※ご登録いただいた方には詳細ご案内を後日メールでお送りします。

【3/26無料ウェビナー開催】MBOの限界とOKRが生み出す効果 ~企業価値を向上する新しい目標管理手法とは?~

「MBOに限界を感じているが、現状の目標管理制度を変えるのは簡単ではない」 「できればMBOに代わって、OKRの導入を検討したい」 このように考えている企業が増えてきています。

OKRは、米インテルから始まり、GoogleやFacebookなどのシリコンバレーを代表する企業の目覚ましい成長を支え、近年日本でも導入が進んでいます。

まだ日本はOKR黎明期れいめいきと言えます。 ネット上にはOKRの解説や、導入事例等、多くの情報があふれかえっています。

しかしそれらの情報の多くは、必ずしも正しくOKRの本質を伝えているとは限りません。OKRの本質を理解しないまま、単に従来の目標管理手法の代替として導入しても、効果はほぼないどころか悪影響を引き起こしかねません。

本ウェビナーでは、OKRにいち早く注目し、その重要性を説いてきた専門家が、MBOとOKRを徹底解剖し、2つの目標管理手法を融合させ、企業価値を高める手法を解説します。

 

★特典★
ウェビナー録画データをお申し込みいただいた方全員にお届け!
(見逃し配信URLをご連絡します)
興味はあるけど、忙しくて参加できないかも…という方もお気軽にお申込みください。

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【テーマ】

MBOの限界とOKRが生み出す効果 ~企業価値を向上する新しい目標管理手法とは?~

【開催日時】

2024年3月26日(火) 11:00-12:15

【セミナー内容】

  • プレゼンテーション(60分)
    ◆アジャイルHR
    ‐目標管理は何のために必要なのか?
    ‐MBOの限界とは
    ‐新しい目標設定手法「OKR」の本質とは?
    ‐MBOとOKRの融合
    ‐OKR導入企業の事例
    ◆ライトワークス
    ‐目標から学習へどう紐づけるか
  • Q&A(15分)

【担当スピーカー】

  • 株式会社アジャイルHR  代表取締役社長 松丘 啓司
  • 株式会社アジャイルHR  ファシリテーター 夛田 素子
  • 株式会社ライトワークス システム本部 システム企画推進部 プロダクト企画チーム セクションマネージャー CAREERSHIPエバンジェリスト 柴山 雄太氏

【対象】

  • 従来の目標管理制度に課題感がある人事・人材開発担当者
  • OKRの本質を理解したい方
  • OKRの導入に興味がある経営者や人事担当者
  • モチベーションや成果管理に課題を抱えるチームリーダーやプロジェクトマネージャー

【参加費】
無料

【申し込み方法】
こちらからお申し込みください

※ご登録いただいた方には詳細ご案内を後日メールでお送りします。

【2/14無料ウェビナー開催】人事担当者必見!1on1の課題解決法を解説~マネジャー層を導くポイントとは~

1on1を実施する上で、 「不平や不満ばかりをぶつけてくる部下にはどう対応すればよいか?」 「業務の話ばかりになり、普段のミーティングとあまり変わり映えしない」 このような疑問や悩みを貴社のマネジャーは抱えていませんか?

また、「1on1を導入検討中だが、実施する側の教育をどうすればよいか?」とお悩みの企業さまも多いのではないでしょうか。

1on1を実施すると、多くのマネジャーが課題にぶつかります。色々なバッググラウンドや価値観を持った部下たちと、継続的に1on1を行うのは簡単なことではありません。自分の1on1は本当に意味があるのか?効果を最大限に発揮するには何が必要か?迷い、悩むマネジャーたちに自信をもって1on1を進めてもらうためには、知っておくべきポイントがいくつかあります。

本セミナーでは、数多くの企業で1on1の導入・定着化支援を行ってきた専門家が、マネジャーたちの「お悩みあるある」を題材に、効果的、継続的に1on1を続けていくために必要な考え方を解説します。研修企画ご担当者様、1on1のご担当者様はぜひご参加ください。

 

★特典★
ウェビナー録画データをお申し込みいただいた方全員にお届け!
(見逃し配信URLをご連絡します)
興味はあるけど、忙しくて参加できないかも…という方もお気軽にお申込みください。

 

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【テーマ】
人事担当者必見!1on1の課題解決法を解説~マネジャー層を導くポイントとは~

【開催日時】
2024年2月14日(水) 11:00-12:00

【セミナー内容】

  • プレゼンテーション(30分)
    ‐1on1でマネジャーが支援するべき領域とは?
    ‐支援のポイント~マネジャーの「悩みあるある」を例に~
    ‐効果的な1on1を継続させるために、マネジャーが理解しておくべきポイント
    ‐1on1推進施策案のご紹介
  • ライトワークスからの情報提供(15分)
    ‐効果的なマネジャーの育成方法について
  • Q&A(15分)

【担当スピーカー】

  • 株式会社アジャイルHR  代表取締役社長 松丘 啓司
  • 株式会社アジャイルHR  ファシリテーター 夛田 素子
  • 株式会社ライトワークス システム本部 システム企画推進部 プロダクト企画チーム セクションマネージャー CAREERSHIPエバンジェリスト 柴山 雄太氏

【対象】

  • 1on1ミーティングの制度設計を検討中の人事担当者様
  • 1on1を自社の課題解決につながるように改善したい人事担当者様
  • 1on1を取り入れたいが、うまく機能するか不安な方
  • 1on1を取り入れているが、効果的に実践されていない、もしくは形骸化していると感じる方
  • 1on1に悩みを抱えているマネジャーの方

 

【参加費】
無料

【申し込み方法】
こちらからお申し込みください

※ご登録いただいた方には詳細ご案内を後日メールでお送りします。

【新春対談】これからの企業文化と人材戦略:ジョブ型人事とスキルベースの融合

 

HRエグゼクティブコンソーシアム代表の楠田祐氏と、アジャイルHR代表取締役の松丘啓司との対談をお届けします。

スキルベースの動向

楠田:2018年から始まった日系大企業のジョブ型人事制度導入は、現在運用段階に入っていますね。日本人の真面目さは海外でも評価されており、ジョブディスクリプションに忠実な社員が増えています。しかし、仕事をジョブ定義通りにこなすだけの社員も増えていることに注意が必要です。ジョブ型の導入とリスキルの同時進行は、従業員を受け身の姿勢にする可能性があります。

ジョブ型が運用に入った今、スキルベースの仕組みとカルチャーへの移行が重要です。スキルベースでは、「旬で即座に活用できる」スキルが必要です。変化の激しい現代においては、過去の資格やスキルは意味を失いがちです。そのため、継続的な学習の重要性が増しています。

例えば、パンデミック後のアメリカの企業が業績ベースからスキルベースへとサクセッサー選びを変えたように、シニアやエグゼクティブ層にも学び続ける好奇心が求められます。

「ニューカラー」という新しい用語は、IBMの前CEO、Ginni Romettyさんが提唱しました。これは、学位ではなくデジタルスキルで競争する新しい職業群を指します。IBMでは、採用条件から「大卒」を除外したことが象徴的です。現在、IBMの人材の7%がこのニューカラーに該当します。アメリカでは、大卒の学歴条件を撤廃した企業が増えており、日経新聞は「学歴神話に決別し、学習歴を重視する」と報じています。

デジタルスキルと組織の学習文化

松丘:確かに、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連のスキルは、現在のビジネス環境で重要視されています。しかし、新しい技術やトレンドは裏を返せば、それ自体が迅速に陳腐化する可能性を秘めています。特に日本においては、デジタルスキルを持つ人材の供給が追いついていないのが現実です。

この状況では、社内でのリスキルがより重要となりますが、そのためには社員が自発的に学ぶ文化を育てることが重要です。強制的なリスキルでは、社員の受け身の姿勢を助長することになりかねません。

ジョブ型人事制度の導入と同様に、スキルベースの企業文化の推進は、これからの組織にとって欠かせない要素だと思います。継続的に学び、進化する「学習する組織」の形成は、ニューカラーの概念とも密接に関連しています。デジタルスキルへのニーズが高まる中、組織全体での学習文化の確立とその支援システムが必要ですね。

タレントマーケットプレイスと社員の自律的なキャリア形成

楠田:最近注目されている「タレントマーケットプレイス」についても触れてみましょう。これは、社員のスキルや関心事に基づいて、適切な機会や仕事の役割をマッチングする仕組みです。AIの活用も可能で、これにより社員のキャリア意識や自律が促進されます。スキルベースの仕組みがあれば、タレントマーケットプレイスの普及がさらに進むでしょう。そして、年功序列の制度は徐々に過去のものとなっていくでしょう。

松丘:楠田さんの言及した「タレントマーケットプレイス」は、将来の人事戦略にとって非常に重要な仕組みだと思います。社員が自分のキャリアを自ら形成するための機会を広げるからです。それに向けて、会社はキャリア研修の提供などを通じて、社員が自分のキャリアビジョンを描き、自律的に必要なスキルや知識を獲得することを動機付ける必要があります。

また社員が受け身にならないために、仕事への楽しみや意義を感じられることが重要と思います。そのためには、スキルだけでなく、ワークエンゲージメントを高め、社員の没頭感や情熱を引き出すマネジメントが重要です。MBOのような外発的な動機付けではなく、社員一人ひとりの興味や強みをベースに、自律的なキャリア形成を支援するマネジメントがますます求められると思います。

事業創出の新たなプラットフォーム

楠田:アジャイルHRの提供するOKRと1on1を結ぶWAKUASについてですが、現在の日本企業においては、社員一人ひとりが大胆にチャレンジすることが重要です。心理的安全性が高まっている企業は増えていますが、社内で自由にアイデアを出せる文化はまだ十分ではありません。

文字コミュニケーションと口頭コミュニケーションを活用し、イノベーションを生み出す新たな仕組みを人事や現場で構築することが望まれます。働き方改革により、従来のMBOから離れた新しい取り組みに時間を割けるようになりました。スキルベースのカルチャーを築き、社員が自主的に学び続けることで、WAKUASは事業創出の新たなプラットフォームとなり得ると思います。

松丘:本日はありがとうございました。

【1/25無料ウェビナー開催】 「エンゲージメントを高める会社」のつくり方 ~1万人の全国調査結果からの示唆とは?~ 

「価値観の多様化」や「組織と個人の関係性の変化」などが進行していく昨今、従業員のエンゲージメントを高めることはますます重要になっています。

世界的にも低いと言われる日本の従業員エンゲージメントですが、その理由はどこにあるのでしょうか?

本ウェビナーでは、株式会社アジャイルHR、株式会社インテージ、東京大学にて共同開発した「A&Iエンゲージメントサーベイ標準調査」を、全国1万人弱を対象に行った全国調査の結果をもとに、日本のエンゲージメントの実態を読み解きます。

従業員のエンゲージメントにご関心をお持ちの経営者様、企業ご担当者様はぜひご参加ください。

★特典★
お申し込みいただいた方全員に、ウェビナー録画データをお届けいたします!
興味はあるけど、忙しくて参加できないかも…という方もお気軽にお申込みください。

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【テーマ】
「エンゲージメントを高める会社」のつくり方 ~1万人の全国調査結果からの示唆とは?~

【開催日時】
2024年1月25日(木)11:00~12:00

【セミナー内容】
●プレゼンテーション(株式会社アジャイルHR)
-ワークエンゲージメントと組織コミットメント
-従業員エンゲージメントとパフォーマンスの関係
-1万人サーベイの結果(全般/属性別)
-アジャイルHRのエンゲージメントサーベイの特徴
-エンゲージメント向上のための施策例

●情報提供(株式会社ライトワークス)
-「エンゲージメント」につながる学びとは

●Q&A
*予告なく変更になる場合があります

【担当スピーカー】
株式会社アジャイルHR
代表取締役社長 松丘 啓司 / ファシリテーター 夛田 素子

株式会社ライトワークス
システム本部 システム企画推進部 プロダクト企画チーム セクションマネージャー
CAREERSHIPエバンジェリスト 柴山 雄太氏

【対象】
従業員のエンゲージメントにご関心をお持ちの方
エンゲージメントを高める方法を知りたい方
※同業他社様からのご参加は、お断りさせていただいております。
※ご登録の際はかならず会社のメールアドレスをご入力ください。

【参加費】
無料

【申し込み方法】
こちらからお申し込みください

※ご登録いただいた方には詳細ご案内を後日メールでお送りします。

「これから求められる人材育成とは ― 未経験者の戦力化」について、スカイライトコンサルティング株式会社、株式会社あしたのチーム、弊社にて、鼎談を行いました

「これから求められる人材育成とは ― 未経験者の戦力化」について、スカイライトコンサルティング株式会社、株式会社あしたのチーム、弊社にて、鼎談を行いました。

詳細はこちらをご覧ください。