アジャイルHRと東京大学が「部下のエンゲイジメント向上のための管理職のマネジメントコンピテンシー調査票」を開発
~オンライン1on1ツールを用いたマネジャーの行動促進による部下のエンゲイジメント向上機能の実装を開始~
企業のパフォーマンスマネジメント変革を支援する株式会社アジャイルHR(本社所在地:東京都港区、代表取締役:松丘啓司)は、オンライン1on1ツールを用いたマネジャーの行動促進による部下のエンゲイジメント向上機能に関する共同研究を、国立大学法人東京大学大学院医学系研究科川上憲人教授の研究室(精神保健学分野)と2021年6月より行ってきましたが、機能の核心となる調査票が完成したため今後、実装を開始します。
■目的
部下のエンゲイジメント向上のための管理職のマネジメントコンピテンシー調査票は、部下のエンゲイジメントを高める管理職のマネジメント能力や行動(マネジメントコンピテンシー)を、管理職が自己評価することを支援する目的で、株式会社アジャイルHRと東京大学(川上研究室)の産学共同研究により作成されました。
■特徴
(1)使用の簡便さ
調査票は合計27項目と通常5分以内で回答でき、簡便に使用できます。
(2)測定の包括性
管理職にとって重要なマネジメントコンピテンシーを、10の尺度で包括的に測定することができます。測定されるマネジメントコンピテンシーの種類は、今日の経営学、組織心理学などの最新の動向を考慮して選定されています。
(3)科学的な手順により作成されたこと
調査票は、幅広い項目プールから統計的手法により選ばれた項目で尺度構成され、その精度(信頼性および妥当性)が十分であることが国際標準の手順で確認されています。
(4)全国標準との比較
各尺度の得点を全国標準と比較し、「合格」(平均以上)、「優秀」(トップ25%)を判定することが可能です。
(5)アドバイスコメントとの連携
各尺度について、これを向上させるためのヒントを与えるアドバイスコメントを作成し、判定結果と連携して使用できます。
■今後の予定
株式会社アジャイルHRでは、共同研究の成果をマネジメントコンピテンシーの診断システムとして実装する予定です。
それによって、管理職の人材開発に利用できる他、エンゲイジメントサーベイとあわせて実施することで、エンゲイジメント向上のためのアクションプランの作成を支援するといった活用方法も可能になります。
■アジャイルHRについて
株式会社アジャイルHRは、企業におけるパフォーマンスマネジメント変革を支援することをミッションとして設立されました。OKRと1on1をサポートするクラウドサービス「WAKUAS」(https://wakuas.com/)を中軸に、マネジメント研修や評価制度の刷新のコンサルティングなどを含めて、パフォーマンスマネジメントの変革を総合的に支援しています。
(代表者:松丘 啓司)
東京大学法学部卒業後、アクセンチュア入社。同社のヒューマンパフォーマンスサービスライン統括パートナーを経て、2005年に企業の人材・組織変革を支援するエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し代表取締役に就任(現任)。2018年に株式会社アジャイルHRを設立し代表取締役に就任
著書「1on1マネジメント」(2018年)はピープルマネジメントの教科書として多くの企業で活用されている。「人事評価はもういらない」(2016年)は人事だけでなく一般の読者にも広く読まれるベストセラーとなった。